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金属の種類と基礎情報

ジュエリーに使われる金属としては、一般的なものとして金、プラチナ、シルバーがあり、最近では、チタン、ステンレス、パラジウムといった物を使用したジュエリーが増えています。

パラジウム

 プラチナに物理的性質や化学的性質が互いによく似ているため、同じ白金族とされています。主に、南アフリカやロシアで算出し、世界総産出量も、プラチナとほぼ同量でゴールドの約8%と、その稀少性は極めて高い金属です。また化学的に安定していて、時間が経過しても変色することがなく、摩耗しにくので、結婚指輪など生涯身に着けるジュエリーにもお勧めできます。

 通常は、ホワイトゴールドやプラチナなどに混ぜて使われ、色を変えたり、硬度を上げるのに使われるなど、金やプラチナに比べて硬い金属です。また国際貴金属市場における現物、先物の取引品目の一つでもあるなど、貴金属として認知されている素材です。

 パラジウムも1000分率で表し、ジュエリー用ではPd950(95%パラジウム)、Pd900(90%パラジウム)といった素材が使われます。主に他の金属としては、プラチナなどが配合されます。

 見た目は、ほぼプラチナと同様ですが、価格がプラチナより安く、密度が低いため同じ大きさのリングでも、重量が軽くなる分、かなり安くなります。また大きめのジュエリーを作る際にも、重量が軽いので向いています。

 比較的、アレルギーを起こしやすい金属ですので、パッチテストを受けてから購入をした方が安心です。

 流動性があまりよくないため、細かなデザインには不向きです。

 特殊な設備が必要なため、製造できる会社も限られています。またプラチナに比べて「ス」と呼ばれる穴が出来やすいので、レーザーでの穴埋め処理が必要など、加工賃のコストがかかります。サイズ直しも特殊な技術が必要なため、依頼する場合も特殊な設備がある企業に限られます。

真鍮・銅

 真鍮は別名「黄銅」や「ブラス」と呼ばれる銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいいます。最も一般的なものは、銅65%、亜鉛35%のものになります。銅が多いため、空気中では徐々に表面が酸化されて黒色や赤褐色に変色する場合があります。また酸素、二酸化炭素、水分、塩分などと反応し青緑色の緑青が発生する場合もあります。従って、銅や真鍮製のアクセサリーを身につけているとその色が薄く肌に付着したりしますが、身体に害はありません。

 金とは異なり、硫化の性質を利用した「いぶし」と呼ばれる加工でくすみを表現するなど、アンティークな風合いを演出できます。

 シルバー同様、メッキ加工も可能なことから、ロジウムメッキでシルバーカラーにしたり、ゴールドメッキでゴールドカラーにするなど多様な表面加工が可能です。

 シルバーに比べて安価のため、低価格のアクセサリーの素材として向いている素材の1つです。真鍮は極端に細かい物、大きな物をキャストするには、向いていませんが、ベーシックなデザインであれば、原型などにも向いています。

チタン

 チタンはほぼ変色が無く、硬くて変形しにくい事や、金属アレルギーが非常に出にくいことで注目され、近年ではキャストなども出来るようになり、様々な形が作れるようになりました。とても軽く、金やプラチナの約1/4、シルバーの半分程度の重さになるため、少ない金属量で製品を作る事が出来ますが、まだまだ加工に難があり、特殊な設備が必要なため、製品の価格は割高になります。

 通常の色は、黒っぽい銀色ですが、表面に酸化膜を形成し、その厚さをコントロールすることにより多様な発色を実現することができます。

 長年使用してもほとんど変色しませんが、汚れてるように見えなくても、油などの反射を反映しやすいため、くすんで見える場合があります。

 リングなどはサイズ直しが出来ません。多少延ばすことはできるものの、基本的に出来ないものと考えた方が良い金属です。

ステンレス

 鉄とクロムやニッケルの合金で、金やシルバーよりも軽く、丈夫で傷に強く、酸化による変色が少ないため、ジュエリーとして浸透しています。

 一般的にジュエリーで使われるステンレスは、SUS316L(通称サージカルステンレス)で、医療用工具のメスやハサミなどにも使用されているアレルギー性の極めて低い材質になります。

 物理蒸着(PVD)により、表面に被膜を作る事で、様々な色にすることができます。

 ほとんどの店舗でサイズ直しが出来ず、また延展性が低いため、宝石が取れても留め直し出来ない点が課題になります。

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