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表面仕上げ加工方法の種類と特徴

表面の処理や質感をテクスチャーと言います。様々なテクスチャーを施す事で、ジュエリーも様々なテイストを出すことができます。

テクスチャーの種類

1. 梨地・マット
貴金属の表面に微細な傷をまんべんなくつけて曇らせたものを梨地と言い、マット仕上げなどとも言われます。通常は、金剛砂と呼ばれるガーネットの粒を、水と一緒に落としたり、ホーニング(=サンドブラスター)と呼ばれる機械でガラスビーズや砂粒を吹き付け、傷をつけて仕上げます。一方、梨地タガネと言われる特殊な工具で傷をつける場合があります。

2. ヘアライン、すじ目、サティーナ
一定方向に細かな線を入れ、表面の艶を消すテクスチャーです。粗い場合はすじ目、細かな物はヘアラインやサティーナと呼ばれます。すじ目カッター、すじ目ヤスリ、紙ヤスリ、毛彫りタガネなどを使ってこのテクスチャーを付けます。梨地同様、光沢の無いデザインですが、髪の毛のような細かな傷が表面に入っているので、曲線を生かしたデザインのジュエリーなどに施すと綺麗に見えます。

3. 槌目(つち目)
槌で打った跡の模様を「槌目」と言い、タガネで叩いて槌目をつけたり、ワックスを槌目状に削る事でつけられるテクスチャーで、表面がゴツゴツしたような形になり、光を乱反射させて微妙な輝きを出すことができます。これは、日本の伝統的な彫金作品の中で多く用いられてきた技法で、手作り感を表現するのにも適しています。ワックスの段階で槌目状にしてキャストした場合、最後の仕上げで凹凸が薄くなります。また不規則な模様のため、あまりCADでの製作には向いていません。

4. ひき目
微妙に変化する筋が並んではいる「みつろう」による筋状のテクスチャーになります。葉の形を出したい時など、有機的な曲線のラインを出したい時などに使われます。

5. 溶かし
ワックスの段階で表面を溶かし、ジュエリーの表面が溶けたようなテクスチャーを表現します。

6. 木肌、岩肌
岩や木の表面のように、ガサガサとした深めの不均等な荒しになります。これもワックスの段階で深めに彫りを入れたり、ひっかくようにして表面を荒らします。

7. 皮革
オーストリッチやヘビ、ワニの肌のように施したテクスチャーです。針などで線を浅く彫り、更にワックスの一部を溶かして表面を盛り上げます。 また彫刻刀で削って施す場合もあります。

8. 粒金
古代エルトリア時代のジュエリーに用いられた、金の小さな玉を使い、精巧模様にしたテクスチャーで、別名グラニュレーションと言います。この技法は、長い歴史の中で途絶えたこともありましたが、19世紀にカステラーニによって復元された技法です。

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